「研究炉・試験炉利用成果発表会」開催

 近年研究炉・試験炉は、エネルギー分野、先端的基礎研究、核融合開発、医療や環境保全…等多方面にわたり利用され成果を挙げています。
 平成9年9月29日、30日の2日間、この原子力科学技術への貢献の成果を多くの方々に知っていただくとともに、今後の研究炉・試験炉の果たすべき役割を明確にし、 研究炉・試験炉の利用の推進及び拡大を図る目的で、利用成果発表会が開催されました。


多重極限条件発生装置の開発状況について

 原研・研究炉部と京大・原子炉では、多重極限条件発生装置を共同で開発しました。 この装置は、高圧力[2.5GPa(ギガパスカル)]、高磁場[±5T(テスラ)]及び低温[1.7K〜200K]の三つのパラメータを同時に実験試料に負荷して中性子散乱実験が可能であり、 特にピストン加圧クランプ型の高圧セルを用いているため、他の型のセルと比べて大きなサンプルを実験に使用できる特長を有しています。 平成9年2月から原研JRR-3Mで3軸型中性子回析装置(TAS-2)を用いて特性試験を実施しており、現在、1.2GPaに加圧したTb系化合物を用いた実験を開始しています。 特性試験が終了後、共同利用に供する予定です。


平成9年度研究炉運転計画


JRR-3M 運転パターン


利用料金改定について
平成9年度から研究炉(JRR-3M)の利用料金が以下のように変わります。

JRR-3M利用料金
計算式
  利用料金:F=H+A+Z  
  H:取扱手数料   実験利用の場合   21‚000円/件
    照射利用の場合   6‚300円/件
  A:実験利用料または照射費
      (定常状態における適用料金)
  Z:附帯業務費  実費
      (特別な経費を必要とする場合)

       適用料金表(A)
区   分 料金(円) 備   考
1G〜6G 2‚877‚390 1サイクル・1実験孔当り
7R 161‚560       ??     ・      ??
8T 1‚400‚870 1サイクル・1ポート当り
9C 1‚312‚710       ??     ・      ??
VT−1 545‚530 1サイクル・1標準容器当り
RG−1〜4 545‚530       ??     ・      ??
BR−1〜4 1‚018‚230       ??     ・      ??
HR−1,2 4‚470 1時間・1標準容器当り
気送管  PN−1,2 300 1分・1標準容器当り
気送管  PN−3 1‚340 1時間当り
SI−1 100 1時間・1標準容器当り
DR−1 163‚650 1サイクル・1標準容器当り
SH−1 229‚110       ??     ・      ??
実験室利用料    
実験室1,2 10‚430 1日・1部屋当たり
PN−3実験室 8‚270   ?? ・      ??
実験室(JRR−1) 4‚690   ?? ・      ??