研究炉部では、今年の4月〜6月に熱中性子導管T2を全中性子強度が4倍に増加するスーパーミラー導管に交換しました。 交換前の中性子導管はニッケルミラーの全反射で中性子を導いていましたが、スーパーミラー導管では金属多層膜のブラック反射を利用して中性子を導き、 全反射角度を約2倍にすることにより短波長中性子を効率よく取り出せるものです。 写真は、交換後のスーパーミラー導管で、外見上は交換前とほとんど変わりませんが、その性能ははるかに優れています。 実際に中性子強度がどの程度増加しているかは、今後の特性試験の結果待ちとなっています。