●世田谷信用組合 荘田 勝彦様
「研究炉ひろば」を毎号お送りいただき有り難うございます。
私は昭和30年代の初め三菱重工業K.Kにおりまして、JRR-2の契約部品の製作建設にたずさわって昭和34年暮れからは原研のお世話になり、昭和35年10月1日の初臨界から10MWの出力上昇試験が終わるまで東海村に居りました。
当時は原子炉を運転することが精一杯で照射実験をなさりたい方々にはずいぶんご迷惑をかけました。
ビーム・チューブ内の熱中性子束の測定で1014n/cm2secのオーダーにのったものがあって感激した思い出があります。
とにかく36年もの長い照射実験など利用された皆様に可愛がっていただいたこと、又運転と保守に並々ならぬ努力をされた皆様に感謝するとともに又一つ研究炉が消えていくこと感慨無量です。