■海外研修生の声■


中国核動力研究設計院(NPIC) Lui Shuiqing様

 海外の研修生に「原研研究炉の印象について」聞いてみました。

 原研の研究炉、JRR-2、JRR-3M、JRR-4では、原子炉及び周辺施設が適切かつ安全に運転されていると思います。 これは、これらの施設やシステムが最新の設計要求と設計基準に基づいて製作あるいは改造されているからだと思います。 また、原子炉とその照射施設の運転管理は、最新の安全基準に基づいていると思いました。 話がそれてしまうかも知れませんが、研究用原子炉から出る使用済み燃料の再処理について私の考えを述べたいと思います。 原研の研究炉から取り出される使用済み燃料は、主に湿式貯蔵(ウォータープール)と乾式貯蔵の2方式で各施設内の貯蔵施設に貯蔵されています。 これらの貯蔵施設は一時的に有効なものですが、いつかは海外に再処理を依頼しなければなりません。 使用済み燃料を海外へ輸送するには困難が伴い、特別な処置が必要になります。 私は、現状のように研究炉を安全に運転し、放射性物質の長期的な管理を考慮すれば、必ず実用的な再処理技術や再処理法が開発できると思います。