「中性子光学素子の開発と応用」(略称:NOP)において研究されている屈折光学系には、物質界面での屈折効果を利用した界面屈折光学系と、 非均一磁場中での中性子加速を利用した磁気屈折光学系があります。写真は、上段より、フッ化マグネシウム単結晶を加工して作製したフレネルレンズ(界面屈折光学系)、 超伝導六極磁石及びハルバッハ型永久六極磁石を利用した磁気レンズ(磁気屈折光学系)を示します。これらの光学系の集光性能や偏極性能の評価研究が、 JRR-3の実験利用棟に設けられたC3-1-2-1及びC3-2ビーム孔において行われています。 そして、これらの光学系の利用による中性子利用効率の向上や新たな中性子分光法の開拓が期待されています。