研究炉部長 桜井 文雄
私は、入所以来殆どの期間材料試験炉部、研究炉部に籍を置き、試験・研究炉の安全・安定運転及び有効活用を目標に過ごしてまいりました。 今後も、本目標達成のために努力していきたいと考えております。さて、最近の研究炉を取り巻く状況としては、 平成17年度の日本原子力研究所―核燃料サイクル開発機構の統合に伴う研究炉等の大型研究施設の重点化・効率化利用、平成19年度のJ-PARCの運用開始、 国内外の多くの研究炉の廃止等があげられます。このような状況から、JRR-3及び4はその特徴を活かし科学発展に今後着実に貢献していくことが更に強く求められています。 この要求に応えJRR-3及び4の有効活用を達成していくためには、今後益々進展して行くと思われる利用ニーズに適切に対応していくことが必要と考えます。 このためには、「研究炉ひろば」を我々研究炉の運転・管理側とユーザーとの単なるコミュニケーションの広場ではなく、 我々とユーザーが協力して両研究炉をより有効に活用できるようにしていくためのコミュニケーションの広場としていきたいと考えております。 ご支援、ご協力をいただけるようお願い申し上げます。