[研究炉ひろば]が発刊されて間もなく、[研究炉って何してるの]という声が編集子のもとへ届いてまいり、さて少しは反響があったものとほくそえみながら、 つれずれなるままに書いてみました。 まあ、この[研究炉ひろば]の利用の成果を毎回読んで頂けば、何をやっているかある程度ご理解頂けるよう編集構成に心掛けるつもりですし、 もっと詳しく知りたい方は[研究炉利用ハンドブック]あるいは[研究炉利用における研究成果集]等をむさぼり読んで頂けばよいのでしょうが、 ただそういう方はごく少数でしょうから、この場で簡単ご説明したいと思います。 とはいうものの、初めから核心に触れるのもどうかと思いましたので、今回は研究炉利用の流れの大きなところをここに述べさせて頂ます。 述べるといっても、図をみて頂けば一目瞭然でして、研究炉を利用する方がいて、その方が、原子力機構外の方なら施設利用課に、原子力機構内の方なら研究炉利用課に利用を申し込み、 照射利用の場合は研究炉利用課が原子炉で照射を行い、利用者に照射済試料を引き渡し、実験利用の場合は利用者が実際に原子炉運転中に実験を行うのであります。 協力研究とか共同研究とか利用申込、施設利用等の細かいことがいろいろあるかと思いますが、何かご不審な点がございましたら下記にご相談ください。
 さて、いよいよ次回は核心に触れたいと思いますので、安心してお待ち下さい。

(研究炉利用課 小山)


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