利用成果発表会

「第1回研究炉・試験炉利用成果発表会」開催

 去る9月29日、30日の2日間にわたり、研究炉・加速器管理部・材料試験炉部共催により水戸市の三の丸ホテルで開催した「第1回研究炉・試験炉利用成果発表会」は、 「研究炉と材料試験炉の原子力を含む科学技術の発展への貢献を広く世の中に知らせるとともに、今後の研究炉・試験炉の果たすべき役割を明確にして、 研究炉、試験炉の利用の推進、拡大を図る」という当初の目的を達成して、成功裏に終了しました。
 両日を通じて、研究炉・試験炉の現状についての紹介、元読売新聞論説委員中村政雄氏による「JRR-2と医療照射」と題する特別講演、燃材料照射や中性子ビーム実験、 医療照射、RIの製造、放射化分析といった広範囲の分野における16件の発表講演があり、 最後に「研究炉・試験炉が果たす科学技術発展への役割」というタイトルでの総合討論が行われました。 総合討論では、今後の研究炉・試験炉の役割と利用動向、それに伴う諸問題、サポート体制、研究炉と加速器の位置づけ等について活発な意見交換が行われました。
 参加者は、大学、国公立機関、民間、原研内等から延べ352名で、回収されたアンケートから「今後も継続して開催して欲しい」という多くの要望が聞かれました。

総合討論の様子


< 行事メモ >

平成9年9月29日  研究炉・試験炉利用成果発表会(水戸市 三の丸)
平成9年10月8日〜9日  生体物質中性子回折ワークショップ(原研 東海研究所)
平成9年10月13日  放射化分析支援システム研究会(東京 富国生命ビル)
平成9年10月14日〜17日  日本原子力学会1997年秋の大会(沖縄 宜野湾市)
平成9年11月6日〜13日  研究炉利用ワークショップ「科技庁から受託」(インドネシア・バンドン)
平成9年12月8日〜10日  第5回中性子シンポジウム(原研 東海研究所)