研究炉利用ホームページの更新

 研究炉部では、これまでの研究炉利用ホームページを更新し、平成12年4月13日に公開しました。 本ホームページは、総合案内、炉の紹介、利用設備の紹介、利用案内、研究炉の利用分野、実績・成果、研究炉ひろば、医療照射、その他詳細データから成り、 昨年の7月に開始したインターネット上からの利用申込(所内)も行えます。研究炉運転計画やキャプセル照射計画表等、研究炉に関する情報を提供しておりますので、 是非お立ち寄り下さい。
  URLは http://rrsys.tokai.jaeri.go.jp/ です。


JRR‐4で低出力運転日導入

 JRR‐4は、従来より多目的な利用に供しています。今年度は、立教炉の共同利用運転の停止に伴い、利用者の要望により、 JRR‐4の運転を年間10日(4/11、5/16、6/6、9/12、10/10、11/7、11/28、1/16、2/13、3/13)100kwの低出力運転にすることにしました。 JRR‐4はもともと利用者の要望により原子炉運転出力を自由に変えられるフレキシビリティある炉ですが、 今回の変更により、より多くの利用者がJRR‐4を有効に利用して頂きたいと考えています。


ラジオアイソトープを製造する新しい利用者の紹介

 工業用のラジオアイソトープ(以下RIと称す)及び医療用RI線源の製造・販売を行う(株)千代田テクノルが新しく研究炉の利用者として加わりました。 (株)千代田テクノルが取り扱うRIは、医療用のIr-192、Au-198、Gd-153、及び工業用のIr-192、Yb-169、Co-60などの核種で、 製品の仕様・品質などは、これまで原研が製造・頒布していたものと変わることは有りません。注文及び頒布の受付もこれ迄どおり、社団法人日本アイソトープ協会を通して行われます。 なお、ラジオアイソトープ開発室が昭和37年から実施してきたRIの製造・頒布事業は終了しましたが、研究開発用のRIや短寿命RI製品(半減期が1週間以内の核種等)については、 今後も、ラジオアイソトープ開発室・製造開発課において供給していきます。


前号(通刊12号)でお知らせしました研究炉(JRR‐3M、JRR‐4)の共同利用料金の取扱手数料が間違っていました。 正しくは、
     取扱手数料  実験利用の場合 17‚200 円/件
                       照射利用の場合    3‚500 円/件
です。訂正してお詫び致します。

<ご迷惑をおかけしております>

 平成12年度のJRR-3Mの運転は、第1サイクル開始4日目に制御棒駆動装置のトラブルにより、停止しました。 研究炉部では、第3サイクルからの運転再開に向け鋭意努力しております。利用者の皆様には、多大なご迷惑をおかけしてしまいました。今しばらくお待ちください。