JRR-3炉室用の放射化分析室には、放射化分析装置としてPN-33(放射化分析用照射設備)と連動した短寿命核種用検出器と、 開封した後に測定を行う開封測定用検出器に2台が設置され、様々な目的に応じた放射化分析が行われています。
 また、JRR-4実験室にも、気送管照射設備と連動した短寿命核種用検出器、自動試料交換装置を備えた開封測定用検出器、大型試料の測定が可能な検出器等が設置されています。
 写真はJRR-3の炉室内な放射化分析室内の試料詰替設備及び自動試料交換装置、JRR-4実験室内の自動試料交換装置及び気送管照射設備と開封フードの外観です。 この自動試料交換装置により、多数の試料を自動的に測定することが可能となりました。 下のグラフの「研究炉における照射キャプセル数の推移(放射化分析)」を見るとわかるように、平成12年度における照射キャプセル数が、これまでの最高となる3‚200個を記録しました。 これは、照射目的の中でもとりわけ割合の多い放射化分析(約90%)の利用が増加した結果です。





JRR-3放射化分析室内の自動試料交換装置

JRR-4実験室内の自動試料交換装置

JRR-3放射化分析室内の試料詰替設備

JRR-4実験室内の気送管照射設備と開封フード