今号では、昨年度末にリニューアルしたJRR-1展示館をご紹介したいと思います。


 JRR-1は、わが国最初の原子炉として、昭和32年8月に初臨界に達した熱出力50kWの研究用原子炉です。 臨界後11年余りにわたり、炉物理実験、放射化分析などの基礎実験、RI生産、原子炉の技術者養成訓練などに利用されました。 また、共同利用施設として外部の研究者にも開放され、多くの成果をあげました。昭和44年に運転を終結した後は、 昭和53年8月にわが国最初の原子炉を記念する展示会として開館し、現在に至っています。


パネル関係を中心に整備されたJRR-1展示館


 先日、OBの方からJRR-1臨界当時の原研を懐かしむお手紙を頂きました。
 展示館リニューアルの際のコンセプトに「懐かしさが込上げてくるような!」というのがあったと聞き、 急きょ本号でご紹介しようと思いました。お近くにお越しの際は、ぜひJRR-1にお寄り下さい。


ご連絡先 : 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 研究炉加速器管理部 研究炉利用課
TEL:029-282-5591
FAX:029-282-6763
E-mail:kenkyuro-riyou@jaea.go.jp