ビーム実験利用、照射利用等、中性子利用に広く使用されてきたJRR-3は、平成17年3月22日に改造後の初臨界から15周年を迎えます。平成15年10月には積算熱出力が100万MWHを超えるなど、利用者の皆様のご支援に支えられ、大きなトラブルを起こすことなく順調に運転を重ねることができました。これからもご利用、ご支援をよろしくお願い致します。
アジア8ヶ国から研究炉を利用する研究者、専門家など約60名が集まり、1月17日(月)から1月21日(金)まで、タイのバンコクで「2004年度FNCA研究炉利用ワークショップ」が開催されました。
ワークショップでは、中性子放射化分析の環境分析への適用、医療の診断に用いられているTc-99mジェネレータの製造技術、研究炉をより有効に利用することを目的とする研究炉基盤技術の3テーマについて、各国の活動状況、活動計画などについて活発な討論が行われました。
研究炉利用ワークショップは、アジア地域原子力協力活動の一環として原子力委員会の下で行われている「アジア原子力協力フォーラム(FNCA)」の枠組みにより、近隣アジア諸国における原子力開発の共通基盤となる研究炉利用技術を対象として進められています。
原研は、文部科学省から本ワークショップの開催を特別会計事業として受託し、運営を担当しました。
平成16年12月2日 中性子利用分析専門委員会(東京) | 平成17年2月22日 中性子ビーム利用専門部会(東京) |
平成17年1月17日〜1月21日 FNCA研究炉利用ワークショップ(タイ) | 平成17年2月28日 炉内中性子照射専門部会(東京) |
平成17年2月7日 医療照射専門部会 (東京) | 平成17年3月7日 原研施設利用協議会(東京) |