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 部長挨拶


国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 研究基盤技術部長 永冨 英記

   

   令和6年11月1日より、研究炉加速器技術部と臨界ホット試験技術部が統合し、研究基盤技術部となりました。これにより、原子力科学研究所が所有する研究炉(JRR-3、NSRR、STACY)、ホット試験施設(燃料試験施設、廃棄物安全試験施設、バックエンド研究施設等)及びタンデム加速器の運転、保守及び技術開発を一元的に行うことになりました。
   両部の技術を結集することにより、より多くの研究成果を創出するための強力な基盤となることが期待されています。

   当部では、施設の運転を安全且つ円滑に行なうことによって、先端科学技術、原子力エネ野の研究及び産業利用に貢献しています。さらに、大学・国公立研究機関などへの施設の開放や、研究支援、国内外の人材の育成にも貢献していきます。

   中性子を用いた基礎研究・基礎技術開発を進める上で、研究炉や加速器の果たす役割は重要ですが、国内でも多くの施設が老朽化等の理由から廃止や運転停止しており、当部が所管する施設へのニーズは高まっています。
   また、核燃料物質を使用して分析・研究を行うことの出来るホット試験施設を複数所管しており、これらを有効活用することで福島第一原子力発電所の廃止措置を確実に進められるよう貢献してまいります。
   
   当部が所管する施設から多くの研究成果が生み出されるよう、安全確保を第一に、安定した運転に努めてまいります。
   ユーザーの皆様、一般の方々、若い世代の方々とのコミュニケーションも大切にしていこうと考えています。今後とも、皆様のご指導とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。。